2017年5月23日火曜日

子どもにとって、離婚後も親子は親子です。


  面  会  交  流



面会交流とは離婚後、子どもと一緒に暮らしていない方の親が子どもと個人的に
面会したり、電話・メール・手紙などで子どもと触れ合うことができる権利です。
最近では年齢・結婚年数などで変わりますが、3組に1組は離婚していると
いわれています。    
そして、5年以内の離婚が最も多く6割を占めているといわれていますので、
幼い子どもを連れての離婚になってしまいます。

多くの離婚は子どもの意思や意見とは無関係に行われているものですが、
子どもにとっては、どちらも親であることは変わりありません。

欧米諸国の先進国7ヶ国では、夫婦両方に親権を持つ共同親権制度が取られて、
ステップファミリーと呼ばれ、隔週ごとに父母の間を行ったり来たり、、、
親の事情で振り回されたり元夫婦間のドロドロしたやり取りを見聞きして
精神的ダメージが大きくなることも多く、メリット、デメリットもありますが、
そういった親のために教育プログラムなどもあるそうです。

日本では単独親制度を採用しているため、高葛藤の末に離婚した元夫婦に深刻な
距離間ができてしまっていることが多く、当時者同士で連絡し合い子どもを引き渡し
たり迎えに行ったり等、面会交流を実現するのは困難なことで、離れて暮らす親は
なかなか会えていないことが現状です。
子どもと触れ合うことができる回数やその時間、受け渡し方法などを話会い、
離婚協議書(公正証書)として書面に残す、面会交流調停も10年前の3倍にも
なっています。

また、当事者の目線で面会交流を支援する民間支援団体もあり、その力を借りて
面会し、子どもの健全に育成できるようなシステムもできています。
子どもたちには好ましい環境の中で生活の基盤を築け、情緒を安定した中で
男親も女親も、そしてその家族の中で育って欲しいものです。

面会交流は、子どもが幸せにするための子どもの権利、
子供のことを第一に慎重に判断していただきたいと思います。